「ヘナ」についての疑問、質問にお答えしていきます。
「ヘナQ&A」の回答は江口照久さん(「エムテック」代表、美容師)。インドヘナだけでなく、国産ヘナも知る「国産ヘナの生産者」。そしてプロヘナ、ヘナ歴25年のヘナ伝道師です。
Q ヘナにはどのような種類がありますか?
いろいろなヘナが販売されているけど、種類は違うのかしら?
ヘナは、ヘナのみです。種類はありません。産地、品種の違いはあります。
ヘナに何か配合されたもの{ヘナ+α)はヘナではありません。
ヘナはヘナパウダーのみ、「ヘナ+α」商品はヘナではない
ヘナは、ヘナのみです。種類はありません。産地、品種の違いはあります。
植物のパウダーを総称して「ヘナ」と表現される方もいるようですが、ヘナ木の葉を乾燥させてパウダーに粉砕したものを「ヘナ」と呼んでいます。「ヘナ=ヘナパウダー」です。
ヘナにインディゴ(藍)やその他のハーブを含む製品を「ヘナ」と表現されていることも多いのですが、ヘナに何かが配合されている場合は「ヘナ」ではありません。それは、ミックスハーブです。
例えるならオレンジジュース。オレンジ100%でも、それにリンゴやレモンが加わるとオレンジジュースではなくなりますよね、そうです。それらをミックスジュースと呼びます。
「ヘナには何色がありますか?」の質問をする方へ
「グッチさん(私、江口照久)のヘナは何色がありますか?」
今でも一般の方、美容師の方からもこう尋ねられることがあります。
美容室に材料を供給する美容ディーラーが販売する製品に多いのですが、ヘアカラーの代わりとなり得るようにヘナに染料を加えている製品が多数存在します。ネットでも販売されています。それらも「ヘナ」と称していることから、ヘナの知識に乏しい美容師さんの中にも、ヘナに複数の色が存在すると勘違いしていることをとても残念に思います。
製品レビューでも「沖縄産のヘナを試したら、オレンジに染まってビックリした」と低評価をつけている方も散見されます。それまで購入していたのが「ヘナと称する製品」(インディゴ、あるいは染料などが含まれていた商品)だったと察しがつきます。
ヘナの色素はオレンジですから、オレンジに染まるのは当然のことなのです。
ヘナメーカー「エムテック」代表・美容師・ヘナインストラクター
ヘナ歴25年、ヘナ伝道師グッチ
ヘナ伝道師として22年、1000回以上の「ヘナ塾」を全国で開催。現在、沖縄うるま市で、ヘナの畑作り・栽培・加工・販売まで行なっている「国産ヘナの伝道師」。