ヘナで、肌を染めること、 肌に模様を描くことをヒンディー語では「メヘンディ(Mehndi)」。肌や爪などもヘナ特有のオレンジ色に染めることができるので、ヘナタトゥー(メヘンディアート)、マニキュアを楽しむことができます。
セルフメヘンディを楽しんでもらうために、今回の<Q&A編>では「メヘンディをうまく描くにはどうしたらいいの?」「どんな色に染まるの?」「どのくらい色がもつの?」などの疑問にお答えしていきます。
ヘナメーカー「ナイアード」にご協力いただき、
セルフヘナタトゥーを楽しむための準備編、Q&Aをご紹介します。
メヘンディ用ヘナの選び方
メヘンディをするのには、どのヘナを選べばいい?
染色力のある、ヘナだけの「ヘナ100%」が一番きれいに染まります。
ハーブが配合されているヘナ商品には、中には染色力がないハーブもあります。
ナイアードヘナシリーズの中では「ヘナ100%」がおすすめ。
ヘナ+10種のハーブ、ヘナ+木藍には、ヘナ以外のハーブが配合されています。
染まる色
どんな色に染まるの?
最初はオレンジ系の色に染まり、1~2日すると赤茶~茶系の色に定着します。
ヘナはローソンというオレンジ色の色素が含まれています。ローソンはたんぱく質に絡みつき、発色する性質を持っています。ただし、染まる色の濃さには個人差があり、また、描く部位によっても色の濃さに違いがでます。
オレンジ以外の色に染めたい!
オレンジ以外の色に染められるの?
ヘナはローソンというオレンジ色の色素が含まれている植物です。
そのため、ヘナではオレンジ以外の色に染めることはできません。
濃く染めたい!
濃く染めるためにはどうしたらいい?
長い時間ペーストを肌にのせておく、
温める ( 温かくする)、
染まりやすい部位に描く・・といった方法もあります。
1)長い時間ペーストを肌にのせておく
最低2、3時間以上はペーストを肌にのせておきましょう。時間が長いほど濃く染まります。就寝前に描き、翌朝までペーストをつけたままにしておく人もいます。
ペーストは乾くとはがれやすくなります。そのままの状態で3時間以上過ごすことが難しい場合、乾いたペーストの上から、肌に刺激が少ないテープを貼るなど、ペーストがはがれない工夫をしましょう。
描いた直後にテープを貼ると、模様が潰れてしまいます。
注意してくださいね。
2)温める / 温かくする
ヘナで髪を染める時と同じように、温めることが大切です。温かい部屋で過ごしたり、温かい飲み物を飲み、身体の内側から温めるのもおすすめです。
3)染まりやすい部位に描く
皮膚が厚い手のひら、足の裏などは染まりやすい部位とされています。腕の場合は、指先に近い方が濃く染まり、肩や身体に近くなると段々と色が薄く染まります。
染まる色・濃さの違い
他の人と染まる色の濃さが違うのはなぜ?
植物の染色力を使い肌を染めるため、個人差があります。
ヘナで髪を染める時と同じように個人差が出ます。温かいと染まりやすく、体温が低い人よりも高い人のほうが濃く染まる傾向にあります。また、その時の体調や気温にもよって色の違いがあります。
他の人と同じ部位に同じ模様を描いた場合や、ご自分に以前と同じように描いた場合でも、まったく同じように染まるとは限りません。それも植物の性質を利用して染めるメヘンディならではの楽しみ方の1つです。
ヘナを楽しめる期間
どのくらいで消えるの?
代謝と共に消えていきますので大体1~2週間ほどで消えます。
染めてから2、3日後が一番色が濃く、あとは段々と消えていきます。
消えるまでの期間にも個人差があります。
描いていてペーストが詰まったら・・・
コーンで描いているとき、
ペーストがすぐに詰まって描きづらい。
先端を細く切り過ぎていないか?
ペーストにダマがないか?
コーンの先端を押し当てて描いていないか?
確認してみてくださいね。
先端を細く切り過ぎている・・・
細く切り過ぎるとヘナパウダーをふるったときに取り切れなかった細かい繊維などが詰まりやすく、ペーストを押し出すことができなくなります。もう少し切ってみましょう。
ペーストにダマがある状態でコーンに詰めている・・・
ダマがあると先端が詰まりやすく、描きづらくなります。細く切った先端からペーストを押し出すため、できるだけなめらかなペーストを詰めましょう。
コーンの先端を押し当てて描いている・・・
肌に押し当てるようにして描くとコーンの先端が潰れてしまい、ペーストが詰まる原因になります。肌には「軽く」触れる程度で。先端を潰さないようにしましょう。
残ったペーストの使い方
つくったペーストはどのくらいで使い切ればいい?
時間が経つとともに染色力は落ちます。
3~5日を目安に使い切ってください。
コーンに詰めてから時間が経った場合、
ペーストを出し、練り直してから新しいコーンに詰めることをおすすめします。
パッチテスト
パッチテストは必要なの?
必ず使用3日前にパッチテストをしてください。
食べものでも「そば」や「卵」のアレルギーの方がいます。ヘナも植物100%であっても稀に植物アレルギーを起こされる方がいます。今までにひどいアレルギーを経験されたことのある方は、医師に相談の上、パッチテストを行なってからご使用ください。
また、季節の変わり目や体調の変化でアレルギーが出る場合もあります。ご使用前にはパッチテストを行なうことをおすすめします。
ハーブ入りヘナで染めると・・・
ハーブ入りヘナだとどんな色に染まる?
たとえば、ナイアード(ヘナ+木藍)には、
藍染めの染料として使われている木藍(インディゴ)という植物が入っているため、
うっすらと青い色に染まりますが、色持ちがよくありません。
メヘンディにおすすめなのは「ヘナ100%」です。
お楽しみいただくための注意点
*ご使用前に必ずパッチテストをお願いします。
*ナイアードのヘナは植物100%ですが、 植物アレルギーの方もいらっしゃいます。 かゆみ、かぶれ等が出た場合は使用を中止し、専門医にご相談ください。
*染まり具合には個人差があります。