今回は、20年間のヘアカラーからヘナ染めに変えたケースです。当日「Before & After」ではなく、半年後、それから10年後の「Before & After」です。
ヘアカラーからヘナ染めに変えて、髪の質がここまで劇的に変わった「Before&After」。
40代、有希さんです。
10年ほど前、わたしが書いていたブログ「これは事件です!」でヘナのことを知ったという、有希さん。「なっとく!のヘアカラー&ヘナ&美容室選び」共著の森田要さんの美容室「カミドコ」(東京・青山)へ。それ以来、10年間ずっ~とヘナ愛用者です。
「ヘナでこんなに変わりました!」と数年前にご連絡をいただき、その「Before & After」写真がかなり衝撃的だったので、今回「ヘナ愛」で紹介させてもらいました。40代の彼女の髪の変化になります。
ヘアカラー20年からヘナ染めへ、半年、そして10年変化
ヘアカラー歴20年、ノンパーマ
ヘナ染め前はノンパーマで天然パーマのくせ毛。当時は1~2か月に一度は美容院でカラーリング。
20代、30代の20年間もケミカルヘアカラーを続けていたので、髪の内部がスカスカ、くせ毛がくるくるうねっていて、毛艶が失われて悩んでいた頃。
また湿気が多い日はくせ毛もひどくて、典型的な天然パーマ状態だったとのこと。
パーマをかけているのかと思ったら、天然パーマだったんですね。
パッと見た感じはおしゃれなロングで、素敵な髪型に見えます。
初ヘナはプロヘナ、「ヘナ染めonly」サロンへ(2012年8月14日)
プロ美容師の施術のヘナ100%染めで、ヘアカラーで脱色状態だった髪がオレンジ色に。太陽の下での撮影なのでかなりオレンジ色に見えている状態。
そのオレンジ色も「これから髪がよくなるので気にならなかった」とのこと。
【プロヘナサロン】カミドコ(東京・青山)
ヘアカラーは健康な髪まで脱色して、そこにケミカルな染毛剤を入れ込むので、見た目は華やかに見えても、髪の質はボロボロ。ヘナ染めで髪がやっと呼吸をはじめる感じ。ヘナ染め3回すればよさをかならず実感できます!
初ヘナから半年、気づけばくせ毛がストレートに!
初ヘナは美容室でのプロヘナだったが、2回目以降すべてセルフヘナ。
とことん極めるタイプの有希さんは1週間に1度と勧められたヘナ染めを3~4日に1度染める。「やりすぎもよくない」と言われてほぼ週イチへ。
気づいたらくせ毛がストレートになっていたとのこと。半年以内にストレートに変化している。
毛先のヘアカラーの部分はまだ赤みがあるが、新しく生えてきた部分は黒髪。髪内部がみっちりつまってきたからか、くせ毛もなくなる。髪が太く健康になって、サラサラ&ツヤツヤのストレート美髪まっしぐら!
天然パーマもきれいなストレートへ。傷んだ髪が伸びてくるまで3か月、半年・・・はあきれめず! へこたれず!で、気づけばきれいな髪に蘇っています。
ヘナ歴10年の現在、ヘナ染め髪をヘアドネーションへ
2021年、ヘアドネーションでボブにした後、また伸びてロング。今回は12時間ヘナ染め後。
【使用ヘナ】ヘナ100%(ナイアード)
有希さんは、ヘナに入れるオイル「ゼラニウム精油」からアロマに興味を持ち、エステティシャンの技術も会得して、地元で美容サロンを開業しています。
有希さんの髪の場合、ヘナドネーションと呼びたいな。
最後に、ヘナ染め歴10年、ヘナライフを楽しんでいる有希さんに「ヘナ」について聞きました。
有希さん「ヘナのパワーは底抜けに偉大」
髪が傷んで悩んでいたところ、山中登志子さんのブログでヘナを知りました。ヘナを始めてから驚くことがたくさんありました。
ヘナ染めで驚いたこと① まったくパーマがかからなくなった
まず1点目は、まったくパーマがかからなくなったこと!
ヘナを週イチで始めてから、髪の内部がみっちり詰まってどんどん「どストレート」になったのですが、もともとくせ毛の私は「ちょっと物足りない」という邪気?が起きて、ヘナ前から通っていた美容室に行き、馴染みの美容師さんに毛先パーマを掛けてもらったんです。
でも、時間をおいてもおいてもまったくパーマがかからない! 美容師さんもヘナの威力にびっくりしてました。
ただ、ヘナの面白いところは、週イチを月イチ程度にすると、また髪の内部にスキが出来るのか、私の髪も以前のくせ毛が戻るのです。
これはあくまでも私の経験で、ヘナをしながらパーマを楽しんでいる方もいますし、ヘナをして美髪になっても「前髪のうねりが気になる!」と言って、ストレートパーマをかけている人も私のまわりでいます。
美意識の問題もあるのかな? ヘナってやればやるほど、その奥深さに驚かされます。
ヘナ染めで驚いたこと① 自分を大切にするから、運が拓ける気がする
2点目は、スピリチュアルというか、運命的なことなんですけど、ヘナをすると運が拓ける気がします。自分を大切にする、ということに繋がるからかしら?
私の場合、ヘナに入れるオイルにアロマ精油が入っていたので、そこからアロマに興味を持ち、スクールに通って、講座でアロマについて教える立場になりましたし、そこから派生してフェイシャル技術も会得して、副業で美容サロンも開業しました。
派手に展開しておりませんが地道な営業がよかったのか、コロナ禍でも業績は上向きです。ヘナに出会っていなかったらサロンは開業できていなかったと思うんです。そう考えるとヘナのパワーって、底抜けに偉大だなって実感します。(有希 2022年11月21日)
<追記>寄付された髪の毛でウィッグをつくる「ヘアドネーション」
ヘアドネーションとは、頭髪に悩みを抱える子どもたち(小児がん、脱毛症、ストレスなど)のために寄付された髪の毛でウィッグをつくって、無償で提供する活動のことです。
日本では2009年、NPO法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)が活動を開始しました。
ほかにも活動している団体がいくつかあります。
寄付する髪の毛は、原則として31cm以上の長さが条件(米国で「12インチ(=30.5cm)以上」が基準とされているため31㎝となっている)。カラー、ブリーチ、パーマ、グレイヘアの髪もOK。引っ張ると切れてしまう極端なダメージ髪はNG。
ヘナ染めの髪はみっちり、しっかりしているからかなりおすすめ。
髪の毛の送り方、手順などもあるので、ヘアドネーションに賛同するサロンでお願いするのがオススメです。NPO法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)のサイトにも出ています。